face on

あぅー

たまゆら ~もあぐれっしぶ~ 11話

時の流れについて。 どうしよもなく流れていくそれについて、どうしようもなく流されて、どこに行くのかなんて分かるはずもなく、行き着く先の想像なんて以ての外で、要するに、流れていくことについての拒絶があって、ただそのことは、そう恐れることでも悲…

ラブライブ!

全力で否定して欲しい作品であるなあ、と思ったりしました。 というのは前に『たまこまーけっと』について書いたら、「もっと怨念を込めて!」みたいに怒られたのを『ラブライブ!』見てて実感したということなのですが。それでも、怨念を半端にしか込められ…

脱臭

俺の知るところの「脱臭」とはデフォルメであって、それをおかしいというのはおかしいと思うのでありまして、かつ俺の把握するところの「脱臭」の使われ方は、関係の中に生じるものに対するものであったわけです。というのは「けいおん!」の番外編だったか…

ビビッドレッド・オペレーション

良き時代です。欲張りになるのは致し方ない。 なんともうーむと思わせる今季でありますが、閃乱カグラだけは諸手を挙げて諸手を挙げられますね。乳がどうでもよくない人にはそれはそれで大変でしょうが、乳がどうでもいい俺にはなんかどうでもいい中女の子た…

続々

まがいものを好む者は、まがいものがまがいものであることを否定しない。そのまがいものが一体どのようにまがいものであるかを考えることはあっても。いっそのことまがいものであることにプライドを持っていて欲しいとすら思う。まがいものスキーのプライド…

「夏色キセキ」は成長物語である、ということに納得するには、時間は多分さしてかかってはいないが、何だか悶々としたものがあった。ああそうですか、やっぱり彼女らは行ってしまいますか。と思いながら、いつだって俺の手の届くところになんか居なかった。…

たまこまーけっと

ある対象に反発する形で現れるものではなく、ある対象と距離を十分に取った、ある対象と無関係である様を目指したときに、結果的にその対象を経由(描写は反発かも知れないし礼賛であるかも知れない)したほうが効率的であるのではないか、ということで対象…

しおやてるこ『レモネード』

クロノくんの名台詞、「こんなはずじゃないことばっかりだよ!」みたいな。迷いながら、あるいは分かっていながら、分かっているフリをしながら生き始めたところで、だからやたらと振り返ってしまう。無理して笑ってみる、なんてのとかその行為に酔ってみる…

中距離

生まれてこのかたほぼほぼ東京にいて、高校大学の6,7年は神奈川に住んでいたがそれも川崎や横浜より渋谷が近い田園都市線沿線という有様であり学校も東京であったため、シティボーイと言われてもそれはまるで否定の仕様が無い。 なんだかそんな風に東京周辺…

大義

先週末だったか、会った人と「物語」が云々みたいな話になって、物語が無いだのなんだの言うのは古い、みたいなニュアンスであったことを思い出した。あれはどういう意味だったんだろう。 物語は終焉など迎えておらず、ただ大きな/小さな物語の個々の境界は…

藤井理乃『ロコ・モーション』1

ロコという子がモコちゃん大好きで同じ職場に就いてせいちょうとかごはんたべたりとかするお話し。なのですが、ロコはモコちゃん大好きでアホだから、自分の追試の日に伊勢に成績優秀なモコちゃんの就職祈願に行くのですね。だもんで当然ロコは留年して、モ…

コダマナオコ『不自由セカイ』

つぼみ読者の皆様におかれましてはコダマナオコと言えば「レンアイマンガ」でありましょうが、百合姫コミックスから出版の本作はそちらとは随分毛色の違うものとなっておりました。 外見の良さから同性に嫉妬され、いやがらせを受けていた茗子を救ったのは一…

文学はじめました

創作をせねばならない、なんて考えたことはなくって、なんだかついったーのタイムラインには創作者たちの圧力を、つまり創作せねばならないという圧を感じるという人もいるようだけれど、俺は今でも高みの見物を決め込んでただケチを付けるだけのガキでいる…

与太と『リトルアーミー』

評論なり批評分析なりを毛嫌いする向きに関しましては、ワタクシ、そんなに「なるほど」と思っているのか、と思います。 考えてみると、俺、評論なり批評なりの内容に噛み付いたことは何度となくあったろうけれど、その行為に文句垂れたことはない…んじゃな…

『ガールズ&パンツァー』

優しさの押し付けはむしろ迷惑!と伝えることの優しさ。 あるいは、押し付けにならないように考慮することの優しさ。 また、さらっと流すという優しさ。 もうちょっとこう、ぼっち描写、なんとかなりませんか。泣ける。 5話まで見ましたが、秋山さんの行動は…

たつひこ『夏色キセキ』2巻

アニメの1話よりも前から1話までを描いた1巻に続く2巻は、紗季と夏海がくっつく2話から何話か飛ばして10話まで、というこのダイナミズム。たまんねえ。つまりこの2巻は、キセキによって空を飛んだ後から、というよりも紗季の引っ越しの話を夏海たちが知って…

菅野マナミ『ひまわりさん』3巻

ひまわり書房で働くひまわりさんと、ひまわりさん大好きなまつりと、それにまつわるお話し。 2巻で先代のひまわりさんと今のひまわりさんのことが語られた。もう先代のひまわりさんとは会えない、それを再確認させる夢を見たひまわりさんに、まつりが「好き…

タチ『桜Trick』

セックス漫画でした。これはひどい。 きらら系、というのか、女の子ばかりの(4コマ)漫画は何冊も読んでいるのですが、如何せん何者かによる制約のようなものを感じたりする。いやそりゃー制約はあるだろうはずなのですが、とりあえずどんなものかといえば…

夏色キセキ

これくらい1周目で見抜きなさい、と言われて然るべきと自省することしきりなわけですが、1周してみると、やはり4人でないとアカン、という納得と、圧倒的に二人と二人で時間を過ごしているのが分かる。かつ、夏海・紗季のラインが強い。紗季ちゃん夏海好き過…

夏色キセキ

もうだめ。全くだめです。どうしてこんなことになっちゃったんだろう。一体俺は何にこんなにやられているのであろうか。一体何を見たのであろうか。と言えば、やはり一夏を過ごす女の子達であるわけですが。 どうにも抜けていってくれない。あまりにも「その…

モーレツ宇宙海賊

モーパイです!モーパイが面白いです!! 例えば茉莉香かわいいとかチアキちゃんかわいいとかヨット部の面々素敵とかあるわけですが、そういう感情が何者かによって邪魔されないのが良い。監督が「恋愛要素を排除した」と書いていたのをどこかで見たが、逆に…

輪廻のラグランジェ

『輪廻のラグランジェ』を最新の5話まで見た。4話まではイイヨイイヨーだったが5話が最悪である。 何が最悪だったのかと言えば、あの「おにいちゃん」である。俺は百合ストですが、男が存在・登場してはならないとは考えないので、主要キャラに兄がいて登場…

R18!

ぷらぱ『R18!』4巻読了。相変わらず良い。 こうやって「良い」とだけ言うような場合、その対象が例えば今のように漫画であれば、絵がかわいく、話が面白く、空間に奥行きがあり、それらによってキャラが活きている、そんな状態を指す。いや多分もっと多くの…

百合姫

『百合姫』 2012.3 「きものなでしこ」のかわいさが尋常ではない、以外言うことが無い。訳でも無い。 と言いつつ早速アレなのですが、誰でも知っていそうな、言うまでもない事を書く。 AはBである、というときに「AはBである」と言わずにAがBであることを伝…

ささめきこと

いけだたかし『ささめきこと』9巻読了。 女の子が女の子に恋をすることは普通である。普通の恋である。ということを言うために例えば200ページ×9冊費やしたとしても、そうだね、普通の恋だね、ということになる。 女の子同士の恋は、それは普通である、と言…